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『ほしとんで(5)(完)』読んだ。芸術学部の俳句ゼミに配属された変人に好かれる青年とそのゼミ仲間達を描いたコメディ。漫画化が難しいであろう連句という題材に果敢に挑戦していた。愛すべきキャラクタ達やテンポの良い掛け合い、誠実な大学教育描写なども最後まで素晴らしかった。オススメ。
『もういっぽん!(14)』読んだ。アニメ化も発表された、一本勝ちの快感を求める小柄な少女を主人公に女子柔道部の奮闘を描く高校部活物。新入生が入って部員が多くなってきたところでのこのアクシデント。部活物としてこの展開を活かしてキャラクタ達の他の一面を描いていってもらいたい。
『虎鶫 とらつぐみ -TSUGUMI PROJECT-(2)』読んだ。廃墟と化した日本を舞台に秘密兵器の謎を調査する死刑囚達と異形の少女を描く物語。謎の多い舞台設定はまだまだ底が見えないが危うげで魅力的。荒廃した日本の情景と荒々しい絵柄が合わさって作品世界が上手く演出されている。
『純情戦隊ヴァージニアス(4)』読んだ。純潔であることで力を発揮できるヒーロー戦隊において少年少女達に混じって浮いてる33歳男性が主人公のコメディ。4ページ1話で毎回ストーリーに動きを持たせようとした結果、作者も思いもよらぬ方向に物語が進んでいったように感じさせるライブ感がある。
『トリリオンゲーム(2)』読んだ。世界一ワガママな男とPCオタク、二人の青年が1兆ドル稼ぐことを目標に会社を興す物語。キャラクタの魅力と躍動感のあるストーリーが詰まった稲垣先生のネームと本作にアジャストした緩急の効いた池上先生の作画が合わさって面白さ天井知らず。すごくオススメ。
『Dr.STONE(22)』読んだ。全人類が石化した3000年後の世界を科学の力で復興しようとする人々を描いた物語。ダイナミックなストーリーが持ち味の本作の中でも輪をかけて規模の大きい展開。ここまでやるかと舌を巻く。更に本巻後半の話も合わせて見事過ぎる構成に脱帽。すごくオススメ。
『マウントセレブ金田さん(1)』読んだ。庶民に対してしょうもないマウントを取りに行くセレブ女子高生が主人公のギャグ漫画。露骨で安易過ぎるお色気描写はやや鼻につくものの、ちょっとメタっぽいギャグセンスは目を見張るものがあり鬼才ニャロメロンは健在。お嬢様設定への拘りの強さもユニーク。
『つんドル!~人生に詰んだ元アイドルの事情~(1)』再読。人生に行き詰まる元アイドルのアラサー女性が老年男性とルームシェアをする物語。若さや容姿で評価されがちなアイドル社会の中で醸成された主人公の価値観が変化していく過程が本作のキモで、日本社会通念の変化にも通じるところがある。
『女の体をゆるすまで 上下』読んだ。生物学的には女性ながら性自認に迷う作者の体験を赤裸々に描くエッセイ漫画。幼少期のジェンダーに関する悩みや漫画アシスタント先でのセクハラなど、思い返すのも辛いであろうエピソードが丁寧に描かれており身につまされる。意欲作。オススメ。