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『保安官エヴァンスの嘘(16)』読んだ。モテたいくせにスカしてチャンスを逃す保安官を主人公にした西部劇コメディ。舞台やキャラクタ設定が制限されている中、よくここまでネタを切らさず続けてきたとは思うが流石にマンネリ感が漂っている。ストーリーが動きそうな気配はあるのでそれに期待したい。
『先生、今月どうですか(1)』読んだ。芽の出ない小説家の男性を気に掛ける彼の住むアパートの管理人の娘を主人公にした恋愛物。繊細な線で描かれる端麗なキャラ造形は魅力的。彼女の持つ特殊な能力もお話のスパイスとして面白い。男性に都合の良過ぎる設定ではあるが、まぁ雰囲気重視の作品。
『Bowing! ボウイング(3)』読んだ。スランプ中の天才バイオリニストの少女と感性豊かな少年を描く弦楽アンサンブル物語。柔らかい絵柄と人情味溢れるキャラクタ、ちょっとレトロな雰囲気の掛け合いがマッチしており温かい雰囲気。お互いに影響し合いながら変わっていく主人公二人の関係性も良い。
『西沢5ミリ短編集 元カノに幻想を抱くなバーカ』読んだ。中学時代にキスをした女子二人が大学で偶然再会する話など収録した百合が中心の短編集。大学生を主役にした話が多く、交際に対する価値観などその年代の若者っぽさがある。キャラクタの属性やカップルの関係性がシンプルでわかりやすい。
『カノジョも彼女(6)』読んだ。二股かけると宣言した真面目男子とそれを受け入れた女子二人+αを描くラブコメディ。ギャグ顔のアップや集中線など勢いのある漫画表現を多用してスピード感のあるハイテンションコメディが展開されている。ヒロインも出揃ってここから物語がどう動かしていくか見物。
『煙と蜜(3)』読んだ。大正時代を舞台に幼い少女と彼女の許嫁である歳の離れた軍人の男との交流を描いた物語。第三者から見た二人の関係の異質さを再認識させる話があり、そんな中でも想い合う二人のやり取りが尊い。対格差を活かした構図なども意図的に多用されており拘りを感じる。
『アルスラーン戦記(15)』読んだ。国を追われた王子とその仲間達の祖国奪還の戦いを描いた大作小説のコミカライズ。ストーリーの大きな分岐点と思われる展開があり、快進撃を続けてきた主人公勢力が削がれる良いバランス調整。各勢力の思惑も交錯し情勢が混沌としてきており面白い。オススメ。
『木曜日のフルット(9)』読んだ。無職の女性と半飼い猫を主人公に周囲の人々や猫達との交流を描くショートコメディ。作者のヒネた物の考え方が反映されたお話には安定感がある。コロナ禍もネタにされており、社会風刺的な皮肉が効いたお話が多かった印象。ライフワーク的に続けて欲しい。オススメ。
『命がけでもたりないのさ(2)(完)』読んだ。事故で亡くなったレーサーの父の意思を継いでレースゲームに青春をぶつける少女が主人公のeスポーツ物。高校部活物の青春要素とeスポーツという題材を上手く組み合わせていたが早期完結気味に終了。作者の魅力は感じ取れたので次回作に期待したい。