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『向井くんはすごい! 上』読んだ。ゲイであることをバラされた陽キャ高校生と打ち明けられない陰キャを中心にクラスメイト達を描く物語。キャラクタ達の思考がしっかり描き分けられているのに加えて、各人の二面性まで表現されている。群像劇の中でのキャラクタ制御お見事。オススメ。
『ヨリシロトランク(2)』読んだ。「殺された人間」があるルールに従うと生き返るように改変された世界を描くサスペンス。現代社会だけでなくファンタジー世界からグリム童話まで、本作の特異な設定が様々な舞台に適用されており発想ユニーク。思考実験的な話の作り方が鬼頭先生らしい。オススメ。
『ざんげ飯(2)』読んだ。頻繁に喧嘩するけど夫の作る料理をきっかけに仲直りする新婚夫婦を描いた作品。登場する料理の調理過程が丁寧でわかりやすい。味もイメージしやすい解説がされている。やや欲望に素直な旦那と隙の多い妻のお色気やり取りも本作の特徴だが、ちょっと安易すぎる嫌いもある。
『ダンジョン飯(5)』再読。魔物を調理して食べながらダンジョン深部を目指す冒険者一行を描いたファンタジー。このあたりからライオス一行以外の描写も増えてくる。複雑なようで読み返してみると段階踏んでいるので理解しやすい構成。マルシルのギャグ要員化もこのあたりから。すごくオススメ。
『極主夫道(7)』読んだ。元ヤクザの強面過ぎる主夫と肝っ玉の据わった妻を中心に繰り広げられるコメディ。設定の馬鹿らしさと画面のインパクトで強引に笑わせにくるスタイルは引き続き安定。ワンパターンなようでオチのテンションに複数バリエーションがあったりと随所に工夫が見られる。オススメ。
『雨と君と(1)』読んだ。雨の中で出会った、人間の女性と自身を犬と言い張るタヌキとの共同生活を描くコメディ。しなやかな描線で表現される画面は瑞々しい雰囲気で大変美しい。絵を眺めるだけでも十分楽しめるレベル。1話が短いページでテンポよく話が進むのも読みやすくて良い。
2021年2月のオススメ新刊漫画その2
『ライカの星』(吉田真百合)
『メダリスト(2)』(つるまいかだ)
『スナックバス江(8)』(フォビドゥン澁川)
#新刊を語る会
『ポプテピピック SEASON FIVE』読んだ。クソ漫画の新境地を開拓し続けるクソ4コマ漫画。これまで通り、その場の思い付きで描いているようなシュールなギャグではあるが、ここにきてそのスタイルが洗練されていきているように感じる。玉石混合が激しいがキレの良いネタもちらほら。オススメ。
『能力 主人公補正(3)(完)』読んだ。平凡な男子高校生が「主人公補正」の能力を授かったことで人生が一変する物語。原作の鬼頭莫宏先生の悪ノリみたいな雰囲気は序盤からあったが、最後まで悪ノリのまま終わってしまった印象。作品のテンションに乗り切れず置いてきぼりをくらってしまった。