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『チ。―地球の運動について―(2)』読んだ。15世紀のヨーロッパを舞台に、地動説を支持する異端の人々を描く物語。キャラクタの意思の強さと熱量のある言葉、威圧感のある画面で形作られる作品世界には強引に読者を引き込む腕力がある。キャラクタが代替わりしていく構成もユニーク。
『忍者と極道(4)』読んだ。「極道」と彼らを抹殺しようとする「忍者」との対立を描いたトンデモアクション物。トリッキーなキャラクタ達にシリアスかギャグか区別がつかない演出、ルビを活用した言葉遊びなどにより極めて独特な作品世界が形成されている。癖の強さは他の追随を許さない。
2020年12月のオススメ新刊漫画その2
『君は放課後インソムニア(5)』(オジロマコト)
『ほしとんで(04)』(本田)
『リリィ・トライアングル(1)』(ツナミノユウ)
『オッドマン11(2)』(道満晴明)
#新刊を語る会
2020年12月のオススメ新刊漫画その1
『働かないふたり(21)』(吉田覚)
『デーリィズ(1)』(めごちも)
『鬼滅の刃(23)(完)』(吾峠呼世晴)
『オオカミくんは早川さんに勝てない(1)』(はれやまはれぞう)
#新刊を語る会
『メタモルフォーゼの縁側(5)(完)』読んだ。75歳にしてBL漫画にハマった老婦人とBL好き女子高生との交流を描いた作品。何気ない日常とドラマティックな出来事の両描写のバランスが絶妙で、等身大のキャラクタ達が生きている様子は現実感溢れる。全5巻のストーリー構成もお見事。すごくオススメ。
『レミドラシソ 鶴谷香央理短編集 2007-2015』読んだ。『メタモルフォーゼの縁側』の作者の短編集。収録作どれも良いが、その中でも特に少女二人が主人公の食べ物シリーズが素晴らしい。幼い子供の妄想と現実が曖昧な感覚や子供らしい視点の鋭さが画面上で幻想的に表現されている。すごくオススメ。
『ヒッツ(1)』読んだ。殺し屋の少年と彼の前に現れた「もう一人の自分」の二人が主人公のアクション物。コマ割り、セリフ、キャラクタ、どれも唯一無二の柴田ヨクサルワールドと美麗作画のコンビは相変わらず良い。ストーリーはまだ導入部分のため未知数。どのように話を広げていくか楽しみ。
『シネマこんぷれっくす!(6)(完)』読んだ。曲者ぞろいの高校シネマ部を舞台に映画オタク達の激しい掛け合いを描いたコメディ。最終巻ということでストーリーを畳みつつ、各キャラクタのエピソードをきっちり消化して綺麗に大団円。ドタバタなテンポが楽しい良い漫画でした。オススメ。
『サメガール(3)』読んだ。巨大化して陸上で暴れまわる海洋生物と戦う少女「サメガール」とその仲間達を描いたラブコメディ。絵柄もキャラクタ同士の掛け合いも戦闘シーンも、作品全体がゆるい雰囲気に包まれており独特。癖のある個性でコミカルに暴れまわるキャラクタ達が皆可愛い。