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夢然堂さんのイラストまとめ


古典タロット愛好家。『ユリイカ タロットの世界』(青土社)では「『マルセイユのタロット』史 概説」と「日本におけるタロットの受容史」を、『アルケミスト双書 タロットの美術史』シリーズ(創元社)では「マルセイユ版タロットの世界」を担当。その他、国内外の協力作品や企画多々。第4回国際タロット賞選考委員。福岡県在住。
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先日のリツイートから、コーネル大学所蔵の1491年ヴェネツィア版『神曲』にあるタロットとのつながりが感じられる挿画数点。まず天国篇第4歌の月天。下部の中程を占める水、左右の建造物などもタロット的。つづく。

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つづき。引き続き、”Septem Planetae”から残りの4枚、「太陽」「火星」「木星」「土星」。以上7種それぞれ、タロットの7枚とも比較されたし。

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ボッティチェリ《プリマヴェラ》/マルセイユ版「恋人」関連画像シリーズ。我らがルーベンスの1613年頃の作品。「ケレス(食物)とバッカス(酒)なしではウェヌス(愛)は凍える」の図。これも構成的に「恋人」札と見事に一致。特に左のケレス!

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つづき。フォルトゥナ/オッカシオ(時機)のイメージは「節制」札にも見られるように思う。「翼」。「前髪」留め。左足の靴らしきものが「玉」。タイトルに「時・好機(temps)」。古いデッキでは乳房=裸の要素も。

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エリファス・レヴィのアルバムからもう一枚、杯の女王と騎士。共にベルナルダン・シュザンヌ版(仏マルセイユ製)にレヴィが手を加えたもの。ちなみに先のものと同様、写真は博物館の公式FBから。
https://t.co/5kRbhpQWim

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補足。ルーベンスの描いたマルス神の例数点。

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つづき。ピカソ画『人生』とマルセイユ版「恋人」札との対比画像。左右反転したような形になっているが、類似性は明らか。特に注目すべきは中央男性(自殺した親友カサヘマスがモデル)の左手のポーズ。つづく。

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昨日の画像中の、金星=愛法・性愛の神としての稲荷について補足。平安時代から続く男女の出会いの場の伏見稲荷だが、神仏習合期の本願所愛染寺の本尊愛染明王もインドのカーマ神同様弓矢が持物の愛欲を司る尊格で、ウェヌスの子クピドーに直結する。

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つづき。一方、月の女神アルテミスには弟アポロン同様「遠矢を射る者」(ヘカテー)としてその矢により死や疫病をもたらす一面もあり、「月」札はその鏃が地上に降り注ぐ図とも取れる。画像はかの姉弟によるニオベーの子供たち皆殺しの図数点。つづく。

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17世紀仏の画家ジャン・ミシュランの描いた、ブラウンシュヴァイク=リューネブルク公国の三姫君(シャルロッテ、ヘンリエッテ、ヴィルヘルミーネ)の肖像画。それぞれ女神ディアーナ、ウェヌス、ミネルウァの姿。宗像三女神もかくや、の麗しさ。

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