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随想。映画『君の名は。』を世界札に擬えることも可能だろう。伝統的に両性具有とも言われる中央の人物は男女の入れ替わりや男女の魂の一体性を。「上の如く下も然り」で左手の指す上は新プラトン主義的に夢の世界、右手の指す下は現実の世界。呼び交す夢。身に纏う布ないし周囲の環は例の「組紐」。
本日の祝日にちなんでルーベンスの聖ミカエル図。このポーズは先日ツイートした同巨匠のキリスト図やメルクリウス図、ひいてはマルセイユ版タイプⅡの世界札と共通しております。
ちょっと面白い四大元素図像発見。15世紀フランスのバルトロマエウス・アングリクス『物性論』写本にあるもの。黄=空気/赤=火/青=水/緑=地といった色彩照応や空間的配置の仕方が近代魔術のそれと同じ。
「愛」と「運命」と「死」の三つ巴3種。15世紀の『盲目の舞踏』写本、16世紀のティツィアーノの絵画、17世紀のモンテヴェルディの歌劇『ウリッセの帰還』。(最後の分の「死」は代わりに「時の翁」だが。)
先のツイートの参考画像。全て17世紀のもの。
火=聖マルコ=獅子=剣
風=聖ヨハネ=鷲=杯
水=聖マタイ=人間=銭
地=聖ルカ=牡牛=棒
四大と四福音記者・四聖獣との照応はアグリッパによる。
さっきのつづきで、火星・木星・土星。マルスとユピテルはもう少し区別付けられんかったのかと言いたくなるが、この辺はタロットの「皇帝」札の扱いにも絡んでくるポイント。