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つづき。『夜のバレエ』でアポロン神(昇る太陽)を演じた15歳の頃のルイ14世。
「アポロン=7」の原理を建前に「ヘルメス=4」が司るのがタロットとすれば、マルセイユ版の黎明期が太陽王の時代と一致するのはまことに似つかわしい。
補足画像。19世紀フランスの2大系統、「マルセイユ版」と「ブザンソン版」の愚者札。コンヴェル版とジェルジェ版はこの時代の両派の代表的存在。ちなみにブザンソン版はこの頃には既に廃れていた「タイプⅠ」の末裔にあたる。
先日のリツイートから、コーネル大学所蔵の1491年ヴェネツィア版『神曲』にあるタロットとのつながりが感じられる挿画数点。まず天国篇第4歌の月天。下部の中程を占める水、左右の建造物などもタロット的。つづく。
つづき。引き続き、”Septem Planetae”から残りの4枚、「太陽」「火星」「木星」「土星」。以上7種それぞれ、タロットの7枚とも比較されたし。
ボッティチェリ《プリマヴェラ》/マルセイユ版「恋人」関連画像シリーズ。我らがルーベンスの1613年頃の作品。「ケレス(食物)とバッカス(酒)なしではウェヌス(愛)は凍える」の図。これも構成的に「恋人」札と見事に一致。特に左のケレス!
つづき。フォルトゥナ/オッカシオ(時機)のイメージは「節制」札にも見られるように思う。「翼」。「前髪」留め。左足の靴らしきものが「玉」。タイトルに「時・好機(temps)」。古いデッキでは乳房=裸の要素も。
つづき。ピカソ画『人生』とマルセイユ版「恋人」札との対比画像。左右反転したような形になっているが、類似性は明らか。特に注目すべきは中央男性(自殺した親友カサヘマスがモデル)の左手のポーズ。つづく。
昨日の画像中の、金星=愛法・性愛の神としての稲荷について補足。平安時代から続く男女の出会いの場の伏見稲荷だが、神仏習合期の本願所愛染寺の本尊愛染明王もインドのカーマ神同様弓矢が持物の愛欲を司る尊格で、ウェヌスの子クピドーに直結する。
つづき。一方、月の女神アルテミスには弟アポロン同様「遠矢を射る者」(ヘカテー)としてその矢により死や疫病をもたらす一面もあり、「月」札はその鏃が地上に降り注ぐ図とも取れる。画像はかの姉弟によるニオベーの子供たち皆殺しの図数点。つづく。