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つづき。カプチン会は隠者のしるしである先の尖った頭巾(フード)や鬚を蓄える習慣(これらは恩義を受けたカマルドリ修道会から採用)の他に褐色の僧服でも知られる。頭巾は「僧帽筋」の、僧服の褐色はコーヒーの「カプチーノ」の語源にもなっている。画像は会の創始者マッテオ・ダ・バシオ。つづく。
つづきの随想。このあたりにも「愚者」札と「手品師」札の本来一体的な、二進法の0と1のような特殊な関係が見て取れる。単体であれば宮廷道化よろしく愚かさと鋭い知性を兼ね備えた存在である「愚者」は、「手品師」との関係においては後者の属性を譲り渡す。ピエロとアルルカンのような役割分担。
随想。愚者札を表す一字を選ぶなら、自分としては「遊」としたい。「遊び」の意は言うに及ばず。元は子供が風に吹かれてぶらぶら歩き廻ることを示すという説があり、一つ所に留まらず流離う、の意味を持つ。部首の「⻌」も「立ち止まりつつまた進む」の意。草むす野を行く愚者と犬の姿をこの字に見る。
つづき。一旦は完結させた我が「『81/2』とタロット」論もまだまだ未完成。例えば太陽を背にしたサラギーナは太陽と獅子座のイメージからで、ラストの道化師が四人なのは恐らく「世界」札の四隅の四聖獣から。拙論、盆栽の如く気長に育てる所存。
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つづき。絵画を含む技芸を司るものとしてのメルクリウスについて。ルーベンスもいわばメルクリウス崇拝者で、有名な邸宅の入口にはメルクリウス像とミネルウァ=アテナ像が並べられている。この二神の組み合わせや一体化させた「ヘルマテナ」のデザインなど、いろいろと遺している。つづく。
『ブダペスト・シート』(1500年頃)の手品師札。卓上にサイコロが見えるものとしては最古の例に属する。この要素は後の17世紀のジャン・ノブレ版、20世紀のグリモー版、さらにはホドロフスキー=カモワン版にも受け継がれている。