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つづき。水星札の不動明王と金星札の愛染明王=「悪魔」札と「恋人」札。前者は「奴僕三昧」を本誓とし、「大智の剣を執る」(聖不動経)姿はヘルメス的。後者は弓と矢が主要アトリビュートであり、そもそもが愛欲の神エロスと同根の尊格。
「審判札下方の三人=聖家族」以外の解釈を少々。こちらを向く男女二人が半裸であることから、キリストの両脇を占める洗礼者ヨハネとマグダラのマリアとも取れる。参考画像はリッピの弟子のボッティチェリ作。キリストの頭上には聖霊の鳩。つづく。
本日の祝日にちなんでルーベンスの聖ミカエル図。このポーズは先日ツイートした同巨匠のキリスト図やメルクリウス図、ひいてはマルセイユ版タイプⅡの世界札と共通しております。
ちょっと面白い四大元素図像発見。15世紀フランスのバルトロマエウス・アングリクス『物性論』写本にあるもの。黄=空気/赤=火/青=水/緑=地といった色彩照応や空間的配置の仕方が近代魔術のそれと同じ。
「愛」と「運命」と「死」の三つ巴3種。15世紀の『盲目の舞踏』写本、16世紀のティツィアーノの絵画、17世紀のモンテヴェルディの歌劇『ウリッセの帰還』。(最後の分の「死」は代わりに「時の翁」だが。)
先のツイートの参考画像。全て17世紀のもの。
火=聖マルコ=獅子=剣
風=聖ヨハネ=鷲=杯
水=聖マタイ=人間=銭
地=聖ルカ=牡牛=棒
四大と四福音記者・四聖獣との照応はアグリッパによる。
さっきのつづきで、火星・木星・土星。マルスとユピテルはもう少し区別付けられんかったのかと言いたくなるが、この辺はタロットの「皇帝」札の扱いにも絡んでくるポイント。