相澤理@『東大のディープな日本史』〈傑作選〉発売中!さんのプロフィール画像

相澤理@『東大のディープな日本史』〈傑作選〉発売中!さんのイラストまとめ


『東大のディープな日本史』著者。noteで教材を公開しています。note.com/o_aizawa

フォロー数:341 フォロワー数:4988

「天上天下唯我独尊」
ブッダが生まれた直後に述べたとされる言葉。誤解されることが多いですが、本来の意味は、「この世に生まれ落ちたすべての衆生は、代わりのきかない存在として何を加えることなく尊い」です。自分だけが正しいと自惚れる者には、奈落の底が待っています。

1 14

「われわれは言わば二度生まれる。一度目は存在するために。二度目は生きるために。一度目は人類の一員として。二度目は男性として、女性として」
ルソーが『エミール』に記した言葉。ルソーは青年期を、性的な自我に目覚め、精神的な「第二の誕生」を迎える時期と捉えました。

2 13

礼とは、仁(相手に対する敬愛の情)が言動や振る舞いとしてあらわれたものです☺️

2 13

「人は生まれによって尊いのでもなければ卑しいのでもない。その行いによって尊くもなり卑しくもなる」
最古の仏教聖典である『スッタニパータ』にあるブッダの言葉。運命はその人の行為(カルマ)によって決まり(因果応報)、その報いは自らが受けるのです(自業自得)。

1 12

「知は力なり」
経験論の祖であるイギリスの思想家ベーコンの言葉。ベーコンは、個々の経験的事実から一般的法則を導き出す帰納法こそが、新しい学問の方法であると考えます。そして、帰納法によって得られる知識は、人間が自然を支配する力になると考えて、「知は力なり」と言いました。

4 28

「人間は社会的(ポリス的)動物である」
アリストテレスが著書『政治学』において人間を定義して述べた言葉。人間はその本性によって共同体を形成します。魂(プシュケー)にそなわる徳(アレテー)を完成させ、最高善を実現するには、国家(ポリス)が不可欠なのです。

0 7

「満足した豚であるよりは、不満足な人間である方がよく、満足した愚か者であるよりは、不満足なソクラテスである方がよい」
イギリスの哲学者ミルの言葉。ベンサムから功利主義を引き継いだベンサムは、人間の尊厳には物質的快楽よりも質的に高い精神的快楽がふさわしいと説きました。

2 9

「真心とは善くも悪しくも生まれつきたるままの心をいふなり」
国学の大成者である本居宣長の言葉。国学とは、儒教や仏教が伝来する以前の日本固有の精神(やまとごころ)を探究する学問。本居宣長は、好きなものを好きと言う偽りのない素直な真心こそが、本来の心であると考えました。

3 14

「語り得ぬものについては、沈黙せねばならない」
言語哲学者ウィトゲンシュタインが、前期の主著『論理哲学論考』の結びに記した言葉。現実の事象に対応するもののない、神・道徳といった抽象的な観念について語る哲学の誤りについて指摘しました。

1 5

「汝自身を知れ」
ソクラテスが座右の銘とした、アポロン神殿の柱に刻まれた標語。この標語と、「ソクラテス以上の知者なし」というデルフォイの神託を手がかりに、ソクラテスは「無知の知」という真理探究の出発点を見出します。無知の自覚なしに何も始まりません。

4 23