「浮世絵 美人画」
https://t.co/KVIgv9F9mu

美人画や役者絵などの人物画を得意とし、当時高い人気を誇った、江戸時代後期を代表する浮世絵師のひとり 歌川国貞(三代 豊国:1786-1865)による美人画。髪を結われる子どもの姿がなんとも愛らしい一枚です。

0 0

吉原の花魁、お盆の頃の装い。暑いので風通しを良くするために袖かがりにしています…垂れた紐が装飾のようで可愛い。薄物の小袖が涼しげで大きく開いた衿元が色っぽい。当時人気があった絵師・酒井抱一の蝙蝠図柄の団扇を手にしています。
歌川国貞『江戸自慢 仲の町燈篭』ヨリ

73 262

天保年間〜幕末に活躍した歌舞伎役者・八代目市川團十郎がモデル。藍染の浴衣が粋…!肌の上に見えるのは懸守(かけまもり)の鎖で、ポシェットのように斜めがけにしてます。浴衣や煙草入れの縞が三筋なのは、市川宗家の定紋・三升に由来。
歌川国貞『四季花くらべの内 秋』ヨリ

50 250

浅草のお茶汲み看板娘。髷は清楚な高島田で、櫛を前髪に挿してます。網目模様の着物に帯は片輪の縦結び。前掛けの椿が可愛い。お茶屋娘は身近なアイドル。身分の高い男性に見染められ玉の輿ということもあったので、気合いも入ります。
歌川国貞『江戸名所百人美女 浅草寺』ヨリ

33 139

秘蔵・浮世絵美人画撰から、国貞 の「浮世名異女図会・江戸 町芸者」のご紹介。両国付近の芸妓が座敷に向かう途中で、懐中鏡を出し、顔の化粧づくろいをしているスナップ描写。粋なデザインの裾模様、末期庶民文化の洗練された感覚を物語る。https://t.co/V2wETOCOwC

2 8

歌川国貞
「十二月之内 坂東三津五郎所作事」
三代目坂東三津五郎の半田稲荷
文化10年(1813)3月中村座二番目大切『四季詠寄三大字』

「初午や梅に威をます大鳥の 山東京伝」

https://t.co/xuchfSXLuK

1 1

三代目尾上菊五郎の冬の装い(私服)。菊五郎格子の着物に、雲龍をあしらったコートを羽織っています。このコートは、折り返した襟に房飾りがあるのを見ると女性用の『被布』だと思うのですが…被布を男性用に仕立てて着てるのかしら。歌川国貞『寺嶋松隠居梅幸別荘雪の景』ヨリ

47 184

歌川国貞の「三囲の初雪」を描いてみた(その1)/完成画&元ネタ

2 20

花魁ファッション花図鑑④

1.コブシ Magnolia kobus
2.フジ Wisteria floribunda
3.ツユクサ Commelina communis
4.シュウカイドウ Begonia grandis

24 110

歳々年々(せい/\ねん/\)人の風俗同じからず髪形(かみかたち)衣裳の物好(ものずき)も折/\かはりゆくをその時/\にうつりて書(かき)なせるを以て浮世絵と呼ぶなんめり(奥村政信『浮世絵本 媛女鳥』)

左.奥村政信「遊女と禿」1740年代
右.歌川国貞「名筆浮世絵鑑 奥村政信」文政8(1825)年ごろ

13 51

江戸時代後期の大奥女中。片はづしに、お歯黒をして眉を剃っています。裾を引きずらないように、しごきで結び、足元は白足袋と重ね草履の外出バージョン。武家の女性は古典的でシンプルな柄を好むイメージ。
歌川国貞『亀戸藤ノ真盛』ヨリ

30 114

本気で寒い雪の日の装い。黒頭巾を被り手拭を首の所で結びます。上衣は道中着と呼ばれる雨合羽で、着物の上から着て、しごき帯を腰の位置で締めます。中の帯が入ってる部分のボコってなってるとこ好き。今も昔も冬は女子力アップ。
歌川国貞『本朝風景美人競 大和吉野』ヨリ

44 126

五代目岩井半四郎の私服。歌舞伎役者なので当然男性です…が、ピンクが似合うなんて女子力高…!女方は舞台を降りても女性の装いです。額の野郎帽子(紫帽子)が目印。江戸っ子にとって役者はファッションリーダーでもあるので、私服も気が抜けません。
歌川国貞『木場雪』ヨリ

41 142

コート萌えが止まらない…!紫に格子の長合羽なんて可愛すぎて。
腰には道中差とたばこ入れ。若衆の髪型は、後期に近くなると、髱はなくなり、髷の根が高くなり、髷自体が太くなる傾向にあります。歌麿が描いてる若衆髷もこんな感じ。
歌川国貞『二見ヶ浦 初日の出』ヨリ

33 117

大坂・道頓堀川北側に位置する島之内の芸妓。
上方の女性は華やかです。帯の波と水車が可愛くて好き…輪の周囲に柄杓をつけた『柄杓車(ひしゃくぐるま)』と呼ばれている柄です。江戸前期から流行している意匠。
歌川国貞『大坂道頓堀太左衛門橋より西を眺むの図』ヨリ

22 106

冬の装いの芸者。江戸時代のコート『被布(ひふ)』というものです。合羽(かっぱ)の一種で女性用は折り返した丸襟と腰丈なのが特徴。襟を飾り房つきの紐で止めます。足元は素足に下駄で、鼻緒がモコモコして可愛い…生地は別珍でしょうか。
歌川国貞『星の霜当世風俗 潜戸』ヨリ

48 169

【島田髷】文化期頃。髷の根には緋色縮緬の花掛け、髷掛けは房付き浅葱色縮緬の丸ぐけです。後差しは紋かんざしが八本。
余談ですが幕末の頃には遊女の髷は島田が主流になるそうです(兵庫は廃れる)。
歌川国貞『花魁図 丸海老屋内 江川』ヨリ

60 186