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アダチ版画研究所さんのイラストまとめ


浮世絵の制作技術を継承する木版画工房「アダチ版画研究所」の公式アカウントです。創業90年、写楽・歌麿・北斎・広重らの名品の数々を復刻してきた版元として、日本が誇る伝統木版画技術の魅力を発信していきます。ショールームはJR山手線「目白」駅より10分。NHKの大河ドラマ「べらぼう」の撮影にご協力しています。
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東海道の宿場名になぞらえた「猫飼好五十三疋」。日本橋は、かつお節2本で二本だし。紐で結び連ねたかつお節の様子が描かれていますが、「たとゑ尽の内」の猫の着物の柄になっているんです!

歌川国芳「其まま地口猫飼好五十三疋」
歌川国芳「たとゑ尽の内」
*写真はアダチ版画研究所の復刻版です。

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そしてこちらは、猫VS金魚! 目をギラつかせて水の中をのぞき見る猫に、金魚たちはてんやわんやの大騒ぎ。タイトルが「百ものがたり」となっており、おそらくは歌舞伎の演目にもなっている「岡崎の化け猫」の怪奇譚を金魚で表現したもの。国芳46歳頃の作品。おじさん、お茶目すぎです。#世界猫の日

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本日は の作品を紹介せずしてなんとしましょう。猫に囲まれて暮らしていた国芳は、作品の中にも猫がいっぱい。特にこちらの2作品は猫づくし。ぶちや三毛が多くて、トラはあんまりいなかったんでしょうか? 当時は尻尾も、今より全体的に短めですね。

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本日は にも奴(武家の奉公人)に扮した役者が描かれています。赤い着物の一平は、横に広がった鬢や隈取りが の役らしいですよね。一平は「恋女房染分手綱」の登場人物で、あの江戸兵衛に襲われる役。当時の人々も二人の絵を並べて、舞台を脳内再生していたのかも。

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本日は が描いた橋の 4連発! 現在11図が確認されている「諸国名橋奇覧」は、日本各地の名橋を描いたシリーズ。山口県の錦帯橋や嵐山の渡月橋といった有名所とともに、北斎の時代にはすでに現存しない橋や、お腹の下がすーっとするような非現実的な橋も描いています。

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北斎の細かい人物描写も。ご参考まで。
「甲州石班沢」青い清流で孤高のデトックス
「甲州三嶌越」手指の消毒はお忘れなく〜
「遠江山中」熱中症に気をつけてこまめに換気
「常州牛堀」今日はお米を炊いておうちごはん

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本日は この日に を食べるようになったのは江戸時代からだそうで、夏の風物詩を描いた「金魚づくし」にも。 は、ちょっとひねってうなぎを八岐大蛇(ヤマタノオロチ)に、金魚を素盞嗚尊(スサノオノミコト)に見立てています。奇稲田姫(クシナダヒメ)もいますよ。

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本日は の命日です。可憐な春信美人は、どんな願い事を書くのでしょう。七夕の短冊には、芸事の上達をお願いすると良いそうです。輪郭線を描かず、淡い色調の背景にシルエットが浮かび上がる笹飾りは、まるで絵灯篭のよう。

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明日は の牡丹をご紹介しましたが、今日は の紫陽花とバラを。「東海道五十三次」などの風景画で知られる広重ですが、実は花鳥図を数多く手がけています。文人肌だった彼の人柄を表すように、詩歌が添えられた短冊型の画面は優しく叙情的。#どこでも浮世絵

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きょうの東京は急な雨に注意。ということで、同い年の浮世絵師 のにわか雨の作品を並べてみました。"武者絵の国芳"46歳頃の金魚。"名所絵の広重"61歳の新大橋。同じ歌川派ですが、それぞれの性格が出ていますよね。6月は雨の浮世絵を多数ご紹介して参ります。#どこでも浮世絵

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